56:相撲発祥伝承の地「腰折田」

相撲発祥伝承の地「腰折田」

香芝市磯壁6丁目地内(腰折田伝承地看板設置場所)

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『日本書記』垂仁天皇7年7月7日の条に、「當麻郷には當麻蹶速(たいまのけはや)という勇敢剛力がいて、天下に敵なしと豪語していた。天皇が群臣に力くらべ(角力)をするものを求められた。そこで、出雲の野見宿禰(のみのすくね)が召され、両人に力くらべをおさせになった。たちどころに蹶速は腰の骨を折られて死んだ。これにより、蹶速の領地が没収され宿禰に賜った。」とあります。

江戸時代に編纂された地誌『大和志』には、「腰折田は良福寺にあり」とみえ、両人の決闘の地として今に伝えられています。この伝承は、奈良時代に宮中で始まる相撲節会(7月7日)の起源とされています。